フリーランス映像翻訳者Yukoのブログ

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映像翻訳者5年生。翻訳のお仕事の話などをつづっていく予定です。

映像翻訳の仕事1本で食べていくことができるのか問題

少し前に、ネットインターネット上で気になる投稿が目に入りました。

「映像翻訳だけで食べていけるのか」という話題です。

  

「翻訳だけで食べていけるのか」という質問とその回答

翻訳だけで食べていけるのか…

 

この質問に対して

“「翻訳者 兼 通訳」、「翻訳者 兼 英語講師」など

翻訳だけでは食べていけないから兼業しているのでしょう”

という趣旨の回答がついていました。

 

翻訳以外の仕事も掛け持つ理由

あくまでYukoの推測ですが…

・1本に絞れないくらい、現時点での翻訳の収入が厳しい

・翻訳1本に絞って、どれほどの仕事量があるか未知数だから踏み出せない

・映像翻訳以外の仕事もしたい

などでしょうか。。

個人差が大きいと思いますが、家で1日中 翻訳の仕事をするよりも 

外に出て直接人との交流がある仕事もしたい…という人もいるのではないかと…

また、私のように最初から掛け持ちで翻訳の仕事を始めると

どうしても一定の安定した収入がある仕事を切りにくいです。

 

収入がないから兼業しているとは限らない

…というのが私の個人的な意見です。

せっかくある程度柔軟性のあるフリーランスの仕事をしているのだから

そのメリットを生かして他の仕事をする方もいると思います。

リスクヘッジという場合もあるでしょうし、

兼業=収入がない、とも限らないのではないでしょうか。

もちろん収入が足りないという場合もたくさんあると思いますが。。

 

そもそも「食べていける」の定義とは?

この「食べていける」という基準は、人によって微妙に違うのではなかろうか…。

たとえば「1人で自立した生活を送る」としても

人によっては車も持つことができる、とか貯金もある程度はできる、とか

ひとまず貯金はできなくてもいい、とか色々ではないかと思いました。

また、「家族も食べていける」ということであれば更に大きな違いが出ますし

住む場所によっても必要な生活費も違いますよね。

人によって生活スタイルも違うわけなので、

自分が「食べていける」と感じる収入を計算して考える必要があると思います。

 

翻訳歴およそ3年のYukoにとって現実的な年収

今年の収入の見込みは270~280万円くらいだと思います。

ワーホリや帰国後の学習期間とこれまでの翻訳歴を入れると、

この収入につなげるまででも6年くらいかかっています。

今年は、結構キツキツで働いたな~と思う月の収入で26万くらい。

そのペースで働き続けて、ようやく年300万くらいの収入ですね。

本当に「やるぞ!」と決めて、毎日集中して濃密に仕事をこなし

なおかつ自由な時間も結構削れば

400万は見えなくもないか~…というのが現時点での印象です。

映像翻訳で年収1000万、なんて人も雑誌やネットで見かけますが

今の私には完全に非現実的な数字だなと思います。

 

以上です~!