フリーランス映像翻訳者Yukoのブログ

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映像翻訳者5年生。翻訳のお仕事の話などをつづっていく予定です。

趣味の少ない人間が、好きなことを仕事にすることで弊害が…

唐突ですが、私はインドア派です。正確にはインドア派「でした」。

アルバイトをしながら映像翻訳を勉強していた時の休日は、

「いかに外出せずに1日を過ごせるか」が重要でした。

お休みの前日にはお菓子やジュースを買い込み、DVDを借り、

お休みの当日には家族に手間賃を渡してハンバーガーを買いに行ってもらったり…

とにかくダラダラと家でDVDを見ることが大好きだったのです。

 

映像翻訳者になることが最終ゴールだった

そんなわけで、英語も好きだし映画も好き。

ハリウッドのゴシップなんかもかなり詳しかった当時、

映像翻訳のお仕事ができれば人生は完璧になる!くらいの憧れを抱いていました。

毎日英語を聞いて、映画やドラマを見て、

自分の字幕が放送されたり配信されたりしてお金をもらい生活する。

悪いことや大変な部分に全く目をやれていませんでした。

フリーランスのお仕事自体にも興味がありました。

 

念願かなってデビューして、すぐに現実に気がつく…

いい点しか見ていない状態で合格したので、それはもう有頂天でした。。

しかし当然デビューしたてで(今もまだまだですが)、

「楽しんで訳す」なんていう余裕はまったくありません。

「納期に追われてみたい♡」なんていう憧れもありましたが、

何でそんなことを考えていたのか…当時の自分をひっぱたいてやりたくなります…

スケジュールに間に合わせることに一杯一杯で、

時間に追われながら

「ここはどういう意味?」

「何でこのキャラクターは急にこんなことを言い出した…?」

「調べても…情報ガ出テコナイヨ~」

という状態でした。

 

今だかつてない「外に出たい」という衝動にかられる

休日はとにかく家で過ごすのが好きだったので、

在宅の仕事に関してもいい点しか見えていませんでした。

しかし、いざ忙しくて外に出たくても出られないとなった時

不健康な生活への焦りというか危機感もありましたし

外とのつながりも極端になくなったので

割と早い段階で「外に出たいかも…」と思うようになりました。

 

 

映画やドラマに集中できなくなってしまった

(あくまで私個人の意見です~)

仕事としてドラマや映画を見ていると

ようやく時間に余裕ができた時まで、家の中で映画とか見たくないな…と

思うようになりました。。

仕事では面白い or 好きな素材を選べるわけではないので、もったいないのですが。

そして、「このセリフはこう訳したんだ~」とか

「自分ならこういう訳しか考えられないだろうな~」とか

「今の箇所まったく聞き取れなかったな」とか考えてしまうことが増えました。

 

そして気づいた。「あれ?趣味がない」

以前は、結構な本数の映画を見ていましたし

映画館に行くことも多かったので「趣味は映画を見ること!」と答えていました。

その回数も本数もぐんと減り、趣味とは違うかな…という感じになり

自分には何もない感覚になりました。

旅行が大好きだけど、もっと頻度の高い、日常から楽しめる趣味が欲しくて。。

 

そして作った。「新しい趣味」

仕事以外に何もないという時間を経て、ジワジワと趣味のようなものができました。

ウォーキング、自転車、お菓子作りなどです。

ウォーキングや自転車は運動不足の解消にいいし、

お菓子作りは多少忙しくても室内で気分転換程度にできるので気に入っています。

おかげでだいぶ充実感が出てきました…!

でもやっぱり、また映画やDVDに時間を使いたい!と

思えるようになるといいな~と思います。

ゆるゆるした記事になりましたが、以上です~